野村克也著「ノムダス勝者の資格」に見るニュープロの要素②
ニュープロで人生を書き換えている、ahoriatsuです。今年2月に亡くなられた、元プロ野球選手・監督の野村克也氏の著書「ノムダス勝者の資格」を読んでいると、ニュープロの要素が多分にあることを感じました。
野村克也氏は、選手としては今で言う育成選手から捕手として三冠王を達成。監督としては日本一3回を達成し、名選手・名将として大成功を収めた稀有な方です。
そして、紹介するこの著書は1995年に発売されました。
当時はヤクルトスワローズの監督をしていて、ニッポン放送ナイター中継後のノムダスというコーナーでの談話のまとめ、ご自身の思考や理論、過去の経験から学んだこと、当時のスワローズ選手たちの評伝と、非常に多岐に渡り含蓄のある一冊になっています。
発売から25年の歳月が経ちますが、今現在に通じることをその当時から唱えていた先見の明や、誰よりも貪欲に知識を蓄え、思考錯誤を繰り返していたことがうかがえます。
今回はその中から印象に残り、かつニュープロ的だと感じたページを紹介したいと思います。
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「進歩の原動力は何か」からいくつか見える要素
この項で、結果のみを評価される野球選手にとって、経過(練習)を無駄にしないで、結果(成績・評価)に結びつけるために、どうしたら効果的な進歩がはかれるかに言及しています。
第一は、競争意識、ライバルを持つということだ。(原文まま)
第一はライバルの存在についての言及していますが、あんまり意識しすぎると気持ちだけが空回りしてしまい、冷静な判断や思考を奪ってしまう。
巨人・長嶋茂雄にライバル意識を燃やす阪神・村山実の例を挙げて、その意識が強すぎると失敗することを戒めています。
これは私見ですが、普段と試合との状況・背景(コンテキスト)の違いによって気持ちの変化させる必要があること、ライバルを観察(キャリブレーション)することで自己を成長させることができると感じました。
第二に模倣、すなわちマネである。(原文まま)
通算本塁打・通算安打・通算打点のすべてを歴代2位のこの大打者にして、この言葉を言わせるのだからマネ(モデリング)をすることがいかに大切なことが伝わります。
入団2年目の昭和30年。オールスター戦で打撃練習用の捕手として大阪球場に出向いたときに、自分の仕事が終わった後にネット裏から「打撃の神様」と呼ばれた巨人・川上哲治の打撃練習を食い入るように観察して参考にした逸話が紹介されています。
モデリング・キャリブレーションに関しては
キャリブレーション能力を高めて、モデリングにも活用、も参照にしてください。
第三はヤル気の持続である。(原文まま)
一瞬のヤル気は誰でも持てるけど、持続性のあるヤル気は必要性を深く認識・理解した者のみが持ちうる気力であり、常に自分を貪欲にレベルアップしていく強い意志こそが原点と言っています。
モチベーションの維持はとても大変で難しいもので、ニュープロにもモチベーションを上げるための方法はいくつも紹介されています。
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